工房を訪ねて~高知 四万十ひのきの極薄まな板編~

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工房を訪ねて~高知 四万十ひのきの極薄まな板編~

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ちはるさん(@dake_meshi)とコラボさせていただいた、まな板の製造現場にお伺いさせていただきました。
県の面積のうち、83%が森林で四万十川や仁淀川が流れる自然豊かな高知県へ行ってきました。
森林率は全国1位だそうです!

工房をたずねて。魅力あふれる高知県へ

高知県へは、飛行機でビュンっとひとっ飛びで行ってきました。
小型のプロペラ機は、離陸したと思ったらすぐに「着陸態勢に入ります。」とアナウンスがあって、飛んでいる時間は40分。
あまりの速さにビックリしました。

高知県はアンパンマンの作者、やなせたかし先生のふるさとです。
以前、私は子供と一緒に、高知県のアンパンマンミュージアムに行ったことがありました。
南風という電車に揺られて行ったのですが、南風にはアンパンマン列車というのがあって、駅弁にもアンパンマンがあるなど、アンパンマン好きにはたまらない電車なのでおすすめです!

雨予報だったのですが、雲に丸い虹が出ていて
なんだか良い予感がします!

自然豊かな木の工房・土佐龍

今回お伺いさせていただいたのは、四万十ひのきの名付け親である池さんが創業された、土佐龍さんです。

池さんは80歳に見えない若々しさです!

「私は木の料理人」とおっしゃるだけあって、木の適材適所を見極められ、製造過程で捨てられてしまう端材やチップなども最大限に活用した商品開発をされています。
例えば、削るときにたくさん出る工場内の削りカスは、吸い上げられて、こちらに集まるようになっています。
この一部は、競走馬などの厩舎で使われています。

「木」本来の機能を大切にするモノづくりの工夫

余すことなく木のすべてを最大限に活用

製造過程で捨てられる端材を工夫して活用されることにも力を入れられています。
この餅つき機のような機械、池さん作なのですが、トントンと端材を突いていくと、木片の角が取れて丸みのある小さな木片になります。
リラックスできる、ひのきの香りが素敵なアロマピローに使われるのですが、ちょうどいいサイズに小さく砕かれていて、角が取れているので、頭に当たる感じがとても気持ちいいんです。

人工的に乾燥剤などを用いて木材を乾燥させると、樹木本来の機能が失われてしまいます。
土佐龍さんでは、天然乾燥に3〜6ヵ月、ゆっくり時間をかけられています。
そうすることで樹木本来の機能を失わない、安全で「木」本来の機能を保った製品を作ることができます。

自然とともに。国産木材を守る

曲げわっぱの時にも書かせていただいたのですが、最近では、安い輸入木材が増えています。
その影響もあって、国産の木材の自給率は、低い時には20%前後まで落ち込むこともあったそうです。

高知県は、全国に先駆けて平成15年に「森林環境税」を導入して森を保全しています。
土佐龍さんの裏にある森もしっかり間伐されていて、上からは太陽の光が射して、下からは新芽が芽吹くすばらしい森が広がっていました。

そんなキレイな裏山では、ヤギを飼われていました。
とってもかわいくて、ちはるさんも思わずなでなでされていました♡

細やかな職人技が光る、国産ひのきのまな板

今回の極薄まな板、薄くすると反ってしまうのを防ぐために、8mm幅の間に約3mmの隙間を削り出してもらい、そこに約3mmの桜を挟み込むという、とても高度な職人技で仕上げてもらっています。

また、反りを防ぐためにしてもらっているもう一つのポイントが、木目を互い違いに組んでいることなんです。
木目をよく見てもらうと、年輪の丸みの方向を変えて組んでいるのが分かると思います。

手間がかかる工程を、全て手作業で作っています。
土佐龍さんのとてもすごい技術が詰まったまな板なんです!
池さんが、「手に取ってもらえたら、この良さが分かってもらえる。」とおっしゃられるだけある、本当におススメできるまな板が完成したので、手に取っていただけると幸いです。

[item_link url=”https://itomani.asahi.co.jp/item/T002319.html” name=”四万十ひのきの極薄まな板 正方形”

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