【動画クリエイターの1DAYルーティン】料理家・だけメシさんに聞く、暮らしのこだわりと日々を支える愛しい道具たち

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【動画クリエイターの1DAYルーティン】料理家・だけメシさんに聞く、暮らしのこだわりと日々を支える愛しい道具たち

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居酒屋女将から動画クリエイターへ。だけメシさんの魅力とは

食材2品だけ、調理時間5分だけ…など、「◯◯だけ」でつくれる、簡単でおいしい料理のSNS投稿で人気の「だけメシ」さん。Instagramでは約14万人のフォロワーに支持され、2022年12月には料理本『超絶ラクしてほめられる! だけメシ 元・居酒屋女将の家ごはんレシピ』も出版されています。

だけメシさんが支持される理由は、どうやら“飾らないリアルな日常感”にあるようです。

「インスタグラムの中って、キラキラしているじゃないですか。実は、それを見て落ち込んでたこともあったんです。だから、”あえてバエんとこう”って思ってました。レシピ情報の提供だけでなく、散らかってる部屋を見て『私だけじゃないんだ』と安心してもらえるようなアカウントを目指しています」と笑顔で話す、だけメシさん。

だけメシさんが動画クリエイターになったきっかけには、コロナ禍の影響もあったと言います。

20歳の頃、「いつか自分の店を持ちたい!」と飲食業界に飛び込み、32歳で実際に居酒屋を経営することになっただけメシさん。妊娠・出産後はお店を後輩に譲り、知人の家事代行や飲食店経営のサポートを個人で請け負っていたそうです。そんななか訪れたのが、新型コロナウイルス感染症の流行だったのです。

家事代行や飲食店のヘルプの仕事がなくなり、どうしたらいいかわからない時期が続いていたそう。
そんなタイミングで「あんたのレシピ簡単やし、発信したら喜ぶ人おるんちゃう?」という友人の一言をきっかけに、Instagramでのレシピ投稿を開始。みるみる人気クリエイターとなったわけです。

そんなだけメシさん、日常では「がんばりすぎない」ことを大事にしているそう。
今回はそんな1日のルーティンをご紹介します。

朝習慣

だけメシさんの1日は朝4時台と、早い時間に始まります。
一人の時間を確保するため早朝に起き、ご主人のお弁当づくりのライブ、お子さんの保育園への送り出しまでをこなします。

【4:30】起床、そして目覚めの一杯

「もともと夜型人間で、最初は子どもの寝かしつけ後に動画制作をやっていたんです。でも、寝かしつけ後に起きるのが大変だし、朝なら主人もいないので一人で集中して作業ができると気づきました。今はすっかり朝型です」

そう話すだけメシさんは、起きてすぐお湯を沸かし、コーヒーを淹れて飲むのが日課です。

「コーヒー飲んだら目が覚めるっていう暗示です(笑)。もともとブラックコーヒーが好きなので、ハンドドリップでちゃんと淹れられたらいいなと思い、セラフルスタンドセットを使い始めました」

かわいい道具で朝の気分を上げるのも大事な習慣。
紙フィルターを使わないので、朝の後片付けの手間が減ってうれしいアイテムです。


黄色がお好きということで、マグカップもハニーカラーのものをチョイス。

「このマグなら色も最高でデザインもかわいいし、容量もちょうどいい。安心して食洗機にかけられるのがよくて選びました。機能面とデザイン性の両立が素晴らしいです」

【6:15】ご主人のお弁当づくり

毎日朝6時過ぎからは、お弁当をつくりながらInstagramでライブ配信をするのが日課。
動画制作などの作業に没頭しているとあっという間に7時を過ぎ、フォロワーさんから「ライブ配信まだですか?」とダイレクトメールを受け取ることもあるそうです。

忙しい日々の中で、ライブ配信を続けるモチベーションを伺うと…?

「ライブ配信って、私にとって一石二鳥なんですよね。まず、フォロワーさんと直接コミュニケーションがとれます。皆さんの悩みを聞くことで、投稿づくりの参考にもなっているんです」

フォロワーの方々の反応をやる気の燃料にし、投稿やライブにもその意見を反映しているそう。

「もう一つのメリットは、フォロワーさんの目を意識できるところです。バエないと言っても、人にお見せできる部屋などの状態には最低ラインがあると思うので(笑)、『配信あるしちょっと拭いとこか~』ってノリで掃除できるのは、ありがたいですね」

また、お弁当作りでのこだわりは、「お弁当だけでバランスを取ろうとしない」ことだと言います。

「主人は仕事が忙しい人なので、ランチくらいは好きな肉を思いっきり食べてほしい。品数を多くというよりは、好みのおかずでテンションを上げてもらうことを重視してます。彩りにちょっとピーマンを入れたり、完全栄養食の卵を入れたり、それで栄養バランスはOK。足りない野菜は夜ごはんで取ればよし!としています(笑)」

だし巻きをつくるのも食べるのも好き、というだけメシさん。こちらのたまご焼き器はサイズ感が絶妙で、とくに気に入っているそうです。

「普通の卵焼き器って、卵1個でだし巻きをつくる場合にはサイズが大きく、テクニックが必要なんです。でもこれなら卵1個から気軽につくれるのがいいですね。ライブ配信でもよく使っています」

絶妙なサイズ感といえば、こちらのまな板もおすすめだそう。

「このサイズ感が1〜2人分のお弁当づくりのときにサッと使ってチャチャっと洗えていいんですよね。お皿感覚で洗えて、食洗機もOK、水切れも良く、抗菌されていて、ポイント高いです」

【8:00】お子さんと朝ごはん

お子さんが目覚めてからは、「とにかく効率重視」だと笑いながら語る、だけメシさん。

「正直、朝は息子を時間通りに登園させることが最優先です。朝ごはんをいろいろ用意していた時期もあったのですが、結局今はグラノーラやチョコがけバナナとかです。とにかくストレスなく食べてくれるか、というのを優先しています。最近は、はちみつトーストにアラザンをかけるのがお気に入りみたいです(笑)」

「時間がない中なので、自分の朝ごはんは、納豆ごはんやトーストなど、簡単に済ませる感じですね」

そんな忙しい朝に活躍しているのが、耐熱トースターパン。

「食パンが2枚入るトースターで、チーズ入りのハムエッグをつくりながら、トーストを焼いています。今まではフライパンで目玉焼きをつくっていて火のそばを離れられなかったのですが、これなら焼いている間が自由時間になるので、むちゃくちゃ便利ですね。主人の朝ごはん用にもう1枚買い足す予定です(笑)」


笑顔で話すだけメシさんの様子から、忙しい朝時間も、お気に入りの道具を揃えて楽しく家事に取り組んでいるのがわかります。

昼習慣、ランチ&リフレッシュタイム

お子さんを送り出してからは、一人になって自宅でお仕事タイム。ランチや休憩時間なども含め、だけメシさんこだわりの昼時間の過ごし方を伺いました。

【10:00~】カフェや自宅で動画制作

10時を過ぎれば、動画クリエイターとしての制作に本格的に取り組む時間。仕事を進めるにあたり意識していることを聞くと、「疲れたら休む!」と即答されました。

「アイデアが降りてこないと、全然作業が進まないタイプなんです。調子がいいと、撮影しているうちに勢いで動画がどんどんできていくんですよ?でも、乗らないときは全然乗らない。そういうときには、気持ちの切り替えを意識しています」

だけメシさんの切り替え方法とは、どんなことなのでしょうか?

「別の仕事の作業を進めてみたり、それでもダメだったらネットで漫画を読んでみたり…。そうやってるうちに、ふとアイデアが湧いたりしますね」

ほかにも、造花を飾って、部屋をお気に入りのもので埋めていくのがリフレッシュ方法になっているそう。


「植物が好きなのですが、どうしても育てられない。いつも大事に育ててるつもりなのに枯らしちゃうんです(笑)。あと、枯れたものを捨てるのも、なんとなく心が痛んでしまうんですよね。なので、部屋には造花をインテリアとして取り入れています。手入れができなくても大丈夫だし、捨てないで済むというのもよいですね。こちらのグリーン系アイテムは、消臭効果があるのも凄いです!」

運動不足にならないよう、自宅ではストレッチ効果が期待できるルームシューズを愛用しているそうです。

「(インタビュー中の)今履いてるんです!土踏まずがグッて押されて気持ちいいんですよ。普段から足がむくみやすく、マッサージに行くと血流が悪いってよく言われるんですよ。なので、このルームシューズは私にぴったり。歩いていて気持ちがいいので、無駄に歩き回っています(笑)」

足元の刺激が脳に届いて、新しいアイデアも浮かびやすくなりそうです。

【13:00】ランチタイム

日によっては制作に集中しすぎて、5時間飲まず食わずなこともあるというだけメシさん。
食事やその準備時間をなるべく減らすため、午前中に撮影で使った料理を食べて済ませることも多いそう。

そんななかでも、こだわっているポイントがあると教えてくれました。
「器が好きなので、どんな簡単な食事でも器はしっかり選びます。器が好きだという気持ちで、心が満ちるような食事時間を過ごすようにしています」

そこで最近新しい器のラインアップに追加したのが、こちらの納豆鉢。


「見た目がナチュラルでかわいい、どストライクです!納豆鉢を使うと本当に納豆が美味しくなるので、本当におすすめです」

大葉とゴマをかけて、簡単アレンジ。
一人の食事でも”お腹を満たすだけ”でなく、”心を満たす”時間にする工夫はぜひ真似したいですね。

【17:30】お子さんのお迎えへ

夕方ごろ、保育園へお子さんをお迎えに行きます。

保育園までは自転車で5分ほど。外出時には、虫よけ・日焼け止め・帽子が必須アイテムだと言います。
帽子は汗をかいても、消臭スプレーをかけるくらいしかできず、汚れの蓄積が気になっていたとのこと。洗える帽子になってからは、その悩みが解消されたそうです。

「普段、キャップをよく被るんですが、汗をかくのに丸洗いできないのが悩みで。帽子のおでこラインに沿って吹き出物ができていたので、これは洗った方がいいぞと常々思っていたんです。折りたためて持ち運べて、洗える帽子なんて最高ですね。お迎え後の公園遊びは気まぐれなので、急な日差しにもすぐ対処できるし、洗えるのは何より一番いいです!」

夜習慣

1日の終わりにゆったりしたい夜時間を、だけメシさんはどのように過ごしているのでしょうか。
晩ごはんづくりやキッチンまわりの片付けなどで、意識していることをお聞きしました。

【18:30】夜ごはん

大人の夜ごはんは、野菜がメイン。「息子さんはお昼に保育園で栄養満点のごはんを食べている」ことを理由に、夜は自由としているそうです。ピザソース塗って大好きなピザを自作したりと、だけメシさんの横でお料理を楽しんでいる日も。

「調理時間は30~40分以内。子どもの寝かしつけをできるだけ早く終わらせたいので、とにかく効率重視です。洗い物も極力出ないよう、調理や盛り付けを工夫します」と言って準備をはじめた献立は…?どうやら今日は揚げ物と具だくさんのお味噌汁のようです。

本日のメイン料理は、息子さんの大好物「カボチャとクリームチーズのコロッケ」。富士ホーロー天ぷら鍋を購入後、揚げ物の回数が圧倒的に増えたのだとか。
「このホーロー鍋は、揚げ物の後処理が楽なんです。揚げかすを取り除いてフタをすれば、そのままオイルポット代わりになるんですよ。揚げ油を酸化させず、鍋のまま保存して再利用できるのがいいですね。メイン料理で揚げ物をした次の日は副菜に、その翌日はお弁当用のおかずに…と使い倒しています」

フォロワーさんによく聞かれることの一つに、「毎日の献立の決め方」があるそう。
基本的には、冷蔵庫のなかにある食材からつくれるものを検討。新しいレシピのネタは、この夜ごはんづくりのタイミングで生まれることが多いのだそうです。

「あと15分しかない…晩ごはんどうしよう?ってなったとき、簡単に美味しいものが食べたい…って気持ちになるんです。手軽な野菜炒めもいいけど、新しいレシピに挑戦したくなるんですよね」

新しいレシピだと、失敗することもあるのでは?とこっそりお聞きしたところ、「失敗しても、焼肉のたれをかければ万事OK、なんでも美味しくしてくれます」と笑って教えてくれました。

「失敗作をよく食べている主人からすると、”妻は料理のレシピで評価されてるらしいけど、そこまでじゃないか…?”と不思議に思っているかもしれません(笑)」とだけメシさん。

【21:30】就寝前

寝る前は、翌日に備える大事な時間。
朝型のだけメシさんは、1日の最後をどんなルーティンで締めくくっているのでしょうか。

「夜のうちに、シンクはなるべく片付けるようにしています。本当に疲れ果てていたら、やらないこともありますが(笑)。食洗機も活用して、ポイポイ入れていきます。でも、どうしても食洗機不可の食器類もいくつかはあって、手洗いが出てきちゃうんですよね」

以前は、プラスチック製の水切りラックを使っていたというだけメシさん。
「使い勝手は悪くはなかったんですが、赤カビが出たり、ぬめってきたり…。結局、ラックごと洗わなきゃいけないことに気づき、もうダメだ!となり買い替えました」

今はふきんとステンレスの水切りかごを併用しているそう。

「SNSで評判になっていたふきんの使い勝手がよくて気に入っていたのですが、タオルの上に直接食器を置くのには抵抗があったんです。水切りかごと合わせて使うことで、その問題がなくなりました!水切りかごは、汚れてもお皿感覚で洗えて便利です」

使っていないときはフックに引っ掛けて収納することで、キッチンスペースを有効活用できるのも魅力的ですね。

がんばりすぎず、笑顔で過ごせる暮らしの形を見つけて


だけメシさんは最後に、生活を楽しみながら進化させていくコツを教えてくれました。

「キッチン周りは、これで完成って思わないようにしています。完成させちゃうと、変えるのが面倒になって、不便でも我慢しようってなりそうなので。ダメだったら変えるぞ!でいいじゃないですか。悩みのタネがあると、アイテムに出会ったときに利用シーンがピーンとひらめくんです。ECサイトや100均、雑貨店などをふらふらして、”これだー!”に出会える瞬間が好きです」

日々、道具たちとの出合いも大事にしているだけメシさん。
進化し続けるその暮らしに、これからも注目したいところです。

それでは1日お疲れ様でした。おやすみなさい。

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だけメシさん
お酒が大好きな元居酒屋女将。4歳の子供と柴犬、夫と暮らすアラフォーワーママ。飲食業歴20年。カウンターだけの小さな居酒屋を経営→出産を機にお店を売却。産後はカフェで働きつつSNSでレシピ発信を始める。「○○だけで作るレシピ」が得意で、初書籍「だけメシ」も発売中。キッチン雑貨やインテリア雑貨が大好きで、お店巡り・ネットショップを眺めるのが趣味。
Instagram:dake_meshi
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