テーブルコーディネートでダイニングをおしゃれなおもてなし空間に

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テーブルコーディネートでダイニングをおしゃれなおもてなし空間に

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テーブルコーディネートとは

テーブルコーディネートとは「家族や来訪者をもてなすために、テーブルウェアや酒瓶、花、ライトなどで食卓を飾ること」です。

お客さまを食事でおもてなしするときは、テーブルをいつもより特別な空間にしたいですよね。しかし、ただ食器や小物を並べてみても「おしゃれにまとまらない…」と感じてしまうかもしれません。

今回は、テーブルコーディネートで食卓を「おしゃれなおもてなし空間」にするポイントをピックアップします。テーブルコーディネートの作り方の基本から、おすすめのアイテムまで詳しくご紹介するので、ぜひご覧ください。

テーブルセッティングの基礎知識

テーブルコーディネートを行う前に、テーブルセッティングについて解説します。

テーブルセッティングとは「食事をするときに、食器やナイフなどをルールに沿ってテーブルに並べること」です。「なんだか難しそう」と思うかもしれませんが、基本をおさえれば誰でもテーブルセッティングをマスターできますよ。

洋食・和食によって、基本のテーブルセッティングは異なります。では、それぞれ見ていきましょう。

洋食のテーブルセッティング

フォーマルな洋食のテーブルセッティングでは、カトラリーの置き方など、こまかなルールがあります。自宅の場合ならば、基本のセッティングだけをおさえておけば問題ありません。

洋食の基本のセッティングは、正面にお皿を置いて、左側にフォーク・右側にナイフを並べます。ナイフは刃が内側に向くようにしましょう。スプーンを並べる際は、ナイフの外側に置いてください。そして、グラスはお皿の右上に置くのが基本です。

洋食のテーブルセッティングにおすすめのアイテム

「握りやすさ・使いやすさにこだわったカトラリーを使いたい」という方には、ゆるやかなS字カーブが付いているiittalaのチッテリオ98 ディナースプーンがおすすめ。ほどよく重量感があり、裏側にはiittalaのロゴが入っています。いつもとは違ったおもてなし料理にしたいときは、料理をディナースプーンに盛り付けて「ワンスプーン料理」にしてみましょう。ワンスプーン料理は見栄えがよいので、食卓が華やかになりますよ。


チッテリオ98シリーズは、北欧食器の定番である「TEEMA(ティーマ)」との相性がばっちりです。同じブランドや相性のよいシリーズのアイテムを使ってテーブルをセッティングすると、統一感が生まれます。


和食のテーブルセッティング


和食で基本となるのは「一汁三菜」です。一汁三菜とはご飯と汁物、3つのおかずのこと。和食のテーブルセッティングは、何気なく行っている方が多いかもしれません。ここで改めて、正しい和食のセッティング方法を理解しておきましょう。

一番手前にお箸を置き、持ち手を右側にします。お茶碗は左側、汁椀は右側にセッティングしてください。そして主菜は右上、副菜は左上、副々菜はお茶碗と汁椀の間に置きます。

テーブルコーディネートの作り方の基本

「テーブルコーディネートをしよう」と思っても、何から取りかかればよいのか迷ってしまいますよね。ここからは、テーブルコーディネートの作り方の基本を説明していきます。

基本がわかれば、自分なりのアレンジも可能です。テーブルコーディネートで、おしゃれな「おもてなし空間」を演出したいという方は、ぜひ参考にしてみてください。

テーマを決定する

まずは季節・食材・スタイル・カラーなど、セッティングのテーマを決めます。「誰のために・どんな目的で・どんな風に」コーディネートしたいのか、イメージをふくらませましょう。

たとえば子どもの誕生日ならば、ポップでかわいらしい雰囲気にするとよいですね。カップルや夫婦の記念日ならば、ロマンチックで大人なテイストにしてみては。

テーマが決まると、理想のコーディネートをイメージしやすいです。コーディネートの方向性が決まるので、食器選びに悩んだときに「テーマに合っているのはこっちかな」と考えられて、スムーズにテーブルをコーディネートできます。

カラーを選ぶ

テーマが決まったら、カラーを選びましょう。色が多すぎると、ごちゃごちゃと落ち着きがない印象になってしまいます。同じ食器や小物を使った場合でも、違うカラーだと雰囲気が異なりますよね。統一感のあるコーディネートにするためには「ベースカラー・アソートカラー・アクセントカラー」の3色にしぼることがコツです。

バランスがよく見える「カラーコーディネートの黄金比」を知っていますか。それは「ベースカラー:70%、アソートカラー:25%、アクセントカラー:5%」です。

黄金比はテーブルコーディネートだけでなく、インテリア選びにも活用できるテクニックですよ。それぞれのカラーについて、ポイントをご紹介します。

ベースカラー

ベースカラーとはテーブル・テーブルクロスなど、テーブルの広い面積を占めるカラーです。毎日見ても飽きないようなカラーが適しています。ホワイトやブラック、アイボリーといったカラーが使用されることが多いですね。

テーブルの色は、なかなか変更できません。そこで、おすすめなのがテーブルクロスです。テーブルクロスのカラーによって、イメージをがらりと変えられます。最初に決めたテーマに合わせて、テーブルクロスを選んでみましょう。

アソートカラー

アソートカラーは、食器などといったテーブルのメインとなるカラーです。アソートカラーによって、テーブルの印象は大きく左右されます。

テーマに合わせるだけでなく「料理が美味しそうに見えるか」も重要なポイントです。たとえば、寒色系の食器に冷たい料理を盛り付けると、涼やかな印象になります。エスニック料理ならば、カラフルな食器との相性がよさそうですね。

アクセントカラー

アクセントカラーは、小物や飾りなどで差し色として使うカラーです。テーブルの中で占める面積は少ないですが、アクセントカラーをうまく使えると、ぐっとおしゃれな雰囲気になるでしょう。

レッドやグリーンといったビビットカラーや、ベースカラー・アソートカラーの反対色を使うと目にとまりやすいですよ。落ち着いたテーブルコーディネートの場合は、あえてアクセントカラーを使わないという方法もあります。

メインのお皿を選ぶ

テーブルのメインとなる食器を選びましょう。同じカラーでも、スタイリッシュな食器やナチュラルな食器など、印象はさまざまですよね。トーンや質感をそろえるのが、お皿選びのコツです。

「統一感を出すのが難しい…」という方には、ブランドを1種類にしぼるのがおすすめ。同じブランドの食器なら、統一感が出てまとまりやすいです。または同じ作家さん・地域のお皿を使っても、センスよくテーブルの雰囲気をまとめられます。

小物を加える

素材や高さ、カラーが異なる小物を並べると、奥行きが生まれてテーブルがおしゃれになります。たとえば、キャンドルや調味料の容器、箸置きなどを活用してみましょう。

小物でアクセントを加えたいときは、メインの食器とは違う素材・カラーのものを選ぶとよいですね。

花を添える

季節の花を飾ることで、テーブルに華やかさが増します。誕生日パーティのときには、誕生花を飾って「ちょっとしたサプライズ」をしてみるのはいかがでしょうか。おもてなしの心が伝わり、花をきっかけに会話がはずむでしょう。

ただし、香りが強かったり花びらが散りやすかったりする花は、テーブルコーディネートに向いていません。また、目線にかぶらないように、花の高さには注意してください。

基本アイテムについて

テーブルコーディネートの作り方がわかったところで、食卓に欠かせない「基本のアイテム」について解説します。

お皿やグラス、カトラリー、テーブルリネンについて、それぞれおすすめアイテムをピックアップ。使いやすくて、おしゃれなものを厳選しました。テーブルを華やかに彩ってくれる、こだわりの一品があれば、テーブルコーディネートがさらに楽しくなりますよ。

お皿の種類

ディナー皿、デザート皿、スープ皿、豆皿——。お皿とひとくちに言っても、種類はさまざま。色や形、大きさが少し変わるだけで、テーブルの印象は変わります。

お皿のおすすめアイテム

萬古焼のオーバルグラタン皿は、グラタンやキッシュなどの料理で使えますよ。シンプルなデザインが、料理を引き立ててくれるでしょう。

萬古焼は三重県四日市市と菰野町を中心に生産されており、四日市萬古焼は伝統的工芸品として指定されています。電子レンジ・オーブンで使えるので、あつあつの料理をそのまま食卓へ運べるのが魅力です。


グラスの種類

すらりと背の高いシャンパングラスは洗練された印象に、ちょこんと土台がついたゴブレットはかわいらしい印象に。高さや形が異なるグラスが並ぶと、テーブルに立体感が生まれます。ワイングラスやカクテルグラスなど、グラスにはたくさんの種類があります。

グラスのおすすめアイテム

廣田硝子の柳宗理Yグラスは、直線的なフォルムと、水滴のようなつぶが並んだデザインが特徴的。「使いやすさ」と「美しさ」が調和しています。日本を代表するデザイナー・柳宗理が、1966年にデザインしたグラスを復刻しました。

高さ約7.3cmのSサイズは、ウィスキーや子ども用のジュース、デザートカップにぴったりです。高さ約9.5cmのLサイズは背が高いので、お茶やアイスコーヒーなど、どんな飲み物でも使いやすいですね。


カトラリーの種類

さりげなくテーブルを彩ってくれるカトラリー。カトラリーには、欧米で使われる「テーブルサイズ」、アジアで使われる「デザートサイズ」があります。デザートサイズは、テーブルサイズよりもひとまわり小さく、日本でよく使われていますよ。

カトラリーの種類

iittalaのチッテリオ98 デザートフォークは、フォーマルにもカジュアルにも合わせられるアイテム。チッテリオ98はモダン・クラシックの逸品と称されており、大胆なデザインかつ使いやすい形状をしています。ステンレスの表面にはつや消し加工がされているので、スタイリッシュでありながら、傷が目立ちにくいです。


テーブルリネンの種類

テーブルリネンは、テーブルクロスやアンダークロス、テーブルマット、テーブルランナー、ナプキンなどの総称です。

テーブルリネンには、麻や木綿など多くの種類があります。迷ったときは「麻」を選んでみてはいかがでしょうか。天然素材だからこそのあたたかみがあり、耐久性・通気性に優れているのが特徴です。

テーブルクロスは、さっとかけるだけでテーブル全体のイメージを変えられます。ナプキンなどの面積が小さいアイテムは、アクセントを加えるのにぴったりですよ。

さまざまな小物

調味料入れや花瓶、デキャンタなど…。おしゃれな小物は、テーブルに彩りを添えてくれます。テーブルを見て「なんだか物足りない」と思ったときは、小物を取り入れてみましょう。

小物のおすすめアイテム

日本独特の成型方法で作られた廣田硝子の大正浪漫 一輪挿しには、職人の技がつまっています。市松模様以外にも、水玉や十草模様もありますよ。ぽってりとした胴体がかわいらしく、安定感もばっちり。

「どの花を飾ろうかな」と考える時間は、日々の暮らしの中に安らぎを与えてくれます。一輪挿しに四季折々の花を飾れば、季節感のある空間を演出できるでしょう。


おしゃれな盛り付けを実現するアイテム

おしゃれな盛り付けをしたいときには、カッティングボードや豆皿・小鉢を使うのがおすすめ。シンプルに盛り付けるだけでも、料理が美味しそうに見える便利アイテムです。

おしゃれな盛り付けをするのにおすすめのアイテム

オリーブウッドを使用しており、「非常に強く」「ナイフ傷が付きにくい」のが特徴の【Arte Legno】ナチュラルカッティングボード。調理はもちろん、料理を盛り付けてテーブルへサーブすれば食事シーンを華やかに演出してくれます。

この豊かな木目の表情が、これぞ天然素材ならではの1点ものの魅力で溢れています。使用後は時々オイルを馴染ませてメンテナンスして、手間をかけながら永く愛用してほしい逸品です。


まとめ


テーブルコーディネートとは、食器などでダイニングを飾り、お客さまをもてなすことを指します。テーブルコーディネートを作るときは、まずテーマを決めましょう。テーマが決まると、食器や小物を選びやすくなるでしょう。

メインのお皿は、同じブランドやトーン、質感でそろえると統一感が生まれますよ。特別感を出したい場合は、キャンドルや一輪挿しなどの小物を加えると、おしゃれな空間を演出できます。

できる範囲のものでワンポイントを加えながら、無理なくテーブルコーディネートを楽しんでみてくださいね。

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